バックラッシュしないためには【サミング】と【強くキャストすること】を理解する。
「...」
「またバックラッシュしたよ...」
「タックルが安いからしかたないか...」
とか思って、バックラッシュしないタックルを探してませんか?
「リールのブレーキセッティングがよくないのか...」
と考えてリールのブレーキを強めにしてないですか?
こんな悩みに対して、僕がバックラッシュしない為に心がけている2つのことをお伝えしていきます。
僕もバックラッシュに悩んできましたが、そのコツを知ってからは自信を持ってキャスティングができるようになりました。
この記事を読めば、バックラッシュをしないで正確に狙ったスポットにキャストできるヒントが見つかると思います。
タックルに頼ってません?
タックルに頼ってキャスティングを覚えるとキャストがうまくなれなくなってしまうかもしれませんよ...
最近のリールは本当に性能が良くて、バックラッシュを未然に防いでくれる機能が備わっていますよね!
ではバックラッシュしないためにはそういったリールが必要なのでしょうか?
「そうではありませんよね」
そんな機能が開発される前のアングラーも普通にキャストできてますもんね!
もしかすると、最新のタックルを使用してキャスティングを覚えた人よりもキャストはうまいんじゃないでしょうか。
それはタックルに頼らずに、しっかりとした基本をおさえて練習してきたからです。
バックラッシュしないでキャストするのに必要なのは
最新のタックルではありません!
もちろんキャストの基本を身に付ければ最新のタックルは素晴らしい武器になってくれます。
セッティングは重要?
「セッティングは重要です!」
(笑)
きっと「セッティングは重要ではありません」っていうと思いませんでしたか?(笑)
正確には
「セッティングは重要ですが、セッティングに頼るものではない」
というのが僕の考えです。
ベイトリールでのキャスティングを初めて覚える初期の段階ではリールのブレーキセッティングを少し強めにセッティングしてバックラッシュを起きにくくするのもひとつの方法だと思います。
しかし、ベイトキャスティングに少し慣れてきたらブレーキセッティングをリールのキャスト性能を生かせるところまで弱めてバックラッシュしないキャスティングを身に付けましょう。
強すぎるブレーキセッティングはキャストの上達を妨げてしまいますから。
常にサミングは必要
ここからが、ベイトリールでバックラッシュしないキャストを身に付ける為に重要なことです。
質問です。
「サミングしてます?」
「???」
質問を変えてみましょう。
「サミングはいつしてます?」
僕の答えは
「サミングは常にしてます!」
です。
僕は基本的にはキャストを開始してリールのスプールが回転を始めた瞬間からサミングを開始し、着水時までします。
あなたのサミングはルアーが着水するときにだけサミングをしていませんか?
それはつまり、キャストをしてスプールが回転し始めてからルアーが飛んで行っている間はリールの性能やブレーキセッティングに任せっきりにしているということです。
それではキャスト方法の変化やルアーチェンジ、風やカバーへの接触など外的要因に対処できなくなってしまいます。
僕のサミングで心が得ていることは
親指の感覚を研ぎ澄まし、スプール回転を常に制御してあげることです。
・スプールの回転初期は強めにサミング。
・ルアーの飛行中はスプールに触るか触らないかの微妙なサミング。
・着水時は適度にサミングを調整し、なるべくやさしい着水を目指します。
このようにして、常にサミングをすることでバックラッシュを防ぎながら、より精度の高いキャスティングを目指しています。
あなたの親指は高性能リールよりも優れた性能を持っているのですから。
強いキャストが絶対条件
もうひとつの大切なことは
「強くキャストすること!」
です。
狙ってるスポットより倍の距離を投げる感覚で強くキャストします。
バックラッシュが怖くて、弱いキャストになってませんか?
それこそが、
バックラッシュする理由なんです。
なぜならバックラッシュは
ルアーが出ていくスピード<スプールがラインを押し出すスピード
になるからです。
つまり、バックラッシュを怖がって弱くキャストすると
ルアーが出ていくスピード<スプールがラインを押し出すスピード
になってしまうんです。
強いキャストをすれば
ルアーがスプールを引っぱってくれますからバックラッシュはしにくくなるんです!
僕がいう強いキャストとは、バックスイングの強さを重視したキャストのことです。
前に押し出す力を強くしすぎると、スプールの初速が上がり過ぎてバックラッシュしやすくなります。
前に押し出すのではなく、スーと差し出すくらいなイメージにしときましょう。
そして、この強いキャストとセットで必要になるのが先ほどお伝えした常にサミングをするということです。
まとめ
・タックルに頼らず、しっかりとした基本を身に付けよう
・タックルに頼るとうまくなるチャンスを逃してしまうかも・ベイトキャスティングに慣れてきたらブレーキセッティングを弱めて正しいキャストができているか確認しよう
・タックルに頼るとうまくなるチャンスを逃してしまうかも・ベイトキャスティングに慣れてきたらブレーキセッティングを弱めて正しいキャストができているか確認しよう
・親指の感覚を研ぎ澄ませてサミングを常にかけよう
・強いキャストでバックラッシュを防ごう
僕が大切に思っていることは、
キャスティングとは自分の技術や能力でタックルを使いこなすことだと思います。
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
次回もあなたの釣りのレベルが高まる情報をお伝えしていきます。
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